製造業で働くのが初めての場合いろいろ疑問や不安はありますよね。
このページを読むとこんなことがわかります。
製造業で派遣社員として働くデメリット
製造業で派遣社員で働く こんな人は向いていない
もくじ
製造業で派遣社員として働く6つのデメリット
製造業で派遣社員として働く6つのデメリットです。
私は以前、製造業で派遣社員として3年間勤務した経験があります。
その時に感じたデメリットが6つあります。
それはこんなデメリットです。
いつ終了になるか不安(業界や職種による)
時給の場合給与が不安定
ボーナスがない
昇給がほとんどない
退職金がない
何かと社員より下に見られることがある
それぞれ説明していきましょう。
いつ終了になるか不安(業界や職種による)
製造業で派遣社員社員を利用する理由は、生産量の増減によって人員を増やしたり減らしたりできるからです。
これだけが理由ではないですが、一番多い理由なのは確かです。
生産が増えている時はいいですが、減ったとたんに派遣終了が始まります。
これは私も経験があるのですが、つい数か月前までは派遣が100人以上いたのに10人に減ってしまい、さらに減らして派遣社員がすべていなくなるということもあり得ます。
ただ、全世界的に一気に不況になるようなインパクトのある出来事がなければ、他の就業場所へ異動できます。
これは県外など遠方でも就業可能の方や待遇面で下がっても我慢できる方に限りますが。
また、医療関連業界などのように不況でもびくともしない企業もあります。
製造業で派遣社員として働く場合は、いつか終了になるかもしれないというのを覚えておきましょう。
時給の場合給与が不安定
製造業で派遣社員として働く場合、派遣会社によって月給制・時給制に分かれます。
月給制であれば出勤日数が少ない月でも給与は変わりませんが、時給制の場合もろに影響を受けます。
特にゴールデンウイークやお盆休み、年末年始休暇が多い会社の場合は出勤日数がかなり減ってしまうので痛いです。
私が派遣社員として働いていた時は時給制だったので、長期の休みは何万円も給与が下がりました。
ただ、逆に出勤日数が多い月だと月給制よりも給与が多くなるというメリットもあります。
不安定な給与が嫌な方は月給制の派遣会社をおすすめします。
ボーナスがない
製造業に限らず派遣社員として働く場合、賞与(ボーナス)はないところがほとんどです。
これまで正社員として働いてきて、初めて派遣で働くという方はここは覚えておいた方がいいです。
ただ、金額は少ないですが、月給制の派遣会社で業績によって賞与が出る会社もあります。
派遣会社に応募の際、または面接の際に確認してみましょう。
昇給がほとんどない
これも製造業に限ったことではないですが派遣社員の場合、昇給というのはめったにありません。
なぜかというと、派遣社員の給与は派遣先からの請求金額によって決められています。
なので、派遣先で請求額を上げてくれないと派遣社員の給与を上げることはできません。
派遣社員の給与が上がるタイミングというのは、派遣先の請求金額がアップした時なので正社員のように毎年上がるといったことはないのです。
派遣社員として給与を上げたいのであれば、条件の良い派遣先に異動することです。
退職金がない
退職金についてですが、一部退職金制度がある派遣会社もあるかもしれませんがほぼ退職金制度のある会社はないです。
今、大手企業や退職金共済などに加入している企業以外は正社員でも退職金制度のない企業は結構あります。
こちらも気になる場合は応募の際、または面接時に確認しましょう。
何かと社員より下に見られることがある
製造業で派遣社員として働く場合、派遣先によっては正社員と派遣社員とで線引きを感じることがあると思います。
また、人によっては何か問題があると「また派遣社員か」とか退職が続くと「また派遣辞めるのか」と派遣社員に対して悪いイメージを持ってることがあります。
自分が悪いことをしたわけでもないのに「やっぱり派遣か」「また派遣か」といった言動をされる場合、その前にいた派遣社員の人たちに原因があります。
- 同じミスを繰り返す人がいた
- 自分で派遣だからと言って仕事の線引きをしている人がいた
- 難しい業務ではないのに全然できない人がいた
- その職場で退職が多い
こういったことが続いたことで派遣社員への悪いイメージがつきます。
そしてその後に入った人が、普通に業務をこなして頑張っても少しミスしたり出来なかった業務があるだけで「やっぱり派遣社員はダメだね」と思われて嫌な思いをすることがあります。
逆に派遣社員の人たちがすごく頑張っている現場だと、良いイメージが浸透しているので働きやすい環境になっています。
派遣先の社員から派遣社員を下に見られることのほかに、自分で過剰に反応している場合もあります。
それは、ちょっときつく指導されただけなのに「派遣だからきつく言ってきた」とか自分の業務の習熟が遅いのを棚にあげて「まだできないの」と冷たく言われたといったケースです。
正社員も普通の人間です。
ミスが続けばイラっとしたり、何か月も経つのに仕事を覚えるスピードがあまりにも遅ければきつく言いたくなることもあるのは当然です。
まずは自分が言われたことをきちんとこなしているか、同じミスを繰り返していないか、何か問題を起こして迷惑をかけていないかといったことを考えてみましょう。
私が派遣社員として勤務し始めた頃は、現場がものすごく忙しくてミスをするとクスっと失笑されていました。
でも、そこから努力して一通り業務をこなせるようになると逆に周りから頼られるようになりました。
正社員が私にわからないことを聞いてくることもありました。
要は自分次第ということです。
派遣社員でも努力すれば認められるようになります。
そうなるために頑張りましょう。
製造業で派遣社員として働く こんな人は向いていない
製造業で派遣社員として働いてみて、向いていない、適していないと思う人はこんな人です。
仕事に対して安定を強く求める
昇給制度やボーナスを強く求める
責任のある業務や幅広い業務も苦にならない
自分の実力で出世していきたい
このような人は不安定な派遣社員ではなく正社員の方が向いています。
- 安心できて
- 不満も少なく
- 実力を生かすことができる
からです。
このような考えで、今まさに派遣社員として働いている人は一日でも早く転職した方がいいです。
製造業で派遣社員として働くデメリットは他にもある
製造業で派遣社員として働く場合の代表的な6つのデメリットを紹介してきましたが、まだデメリットはあります。
- 年齢が40代、50代となってもずっと現場作業なので体力的にきつい
- ずっと派遣社員で働いていると正社員として転職の際不利な場合がある
- 社宅住まいの場合、退職したらすぐ退去しないといけない
- 派遣社員だと結婚に不利
といったところでしょうか。
製造業で派遣社員として働く場合はこのようなデメリットも覚えておいた方がいいです。
製造業で派遣社員として働く6つのデメリットのまとめ
製造業で派遣社員として働く6つのデメリットのまとめですが、私が実際派遣社員として働いてみて大きくデメリットと感じたのは、
不安定な就業形態だ
頑張っても目に見える評価がない
この2つでした。
なので、ずっと派遣社員のままで働きたいとは思わなかったです。
考え方は人それぞれなので、これが良い悪いということはできませんが、私自身は心のどこかに不安定という不安な気持ちと、頑張った分給与や役職で評価されたいという気持ちが常にありました。
なので、3年派遣社員として勤務した後は正社員として転職しました。
知り合いで派遣という働き方が好きでずーっと派遣社員で働いている人もいます。
それはそれでいいと思います。
デメリットを自分自身で理解した上で働いているので、全く苦にならないといえば嘘になりますが、私が思っていたほど不安や不満は少ないようです。
製造業で派遣社員として働く場合はメリットばかりに目を向けずに、デメリットもしっかり理解した上で働くことをおすすめします。