と思ったことはありませんか。
このページを読むとこんなことがわかります。
- 一度辞めた派遣会社への出戻りは可能か
- 工場の派遣会社で出戻りできる人とできない人の違い
- 一度辞めた派遣先へ出戻りできるのか
もくじ
一度辞めた派遣会社への出戻りは可能か
工場(製造)の派遣会社を辞めて、正社員へ転職やほかの派遣会社に入社したけど、前にいた派遣会社に戻りたいなと思う人もいますよね。
工場(製造)の派遣会社で出戻りは可能かどうか。
ほとんどの派遣会社では出戻り(再入社)は可能です。
というかむしろ歓迎されることが多いと思います。
中には再入社に手当などの特典を付けているところもあります。
大手の製造系(工場)の派遣会社では、再入社手当などを支給している場合もあります。
というのも、
製造業の派遣業界では人材集めにかなり苦戦しています。
メーカーではどんどん派遣社員を入れたいけど、製造業の派遣で働く人がなかなか思うように集まらないからです。
なので、一度退職した人でも問題なく受け入れます。
しかも一度自社で働いた実績があるのでその人の
適性
スキル
勤務態度
など履歴が残っていて、適正に合う仕事の紹介がしやすいというメリットがあります。
私が製造業の派遣管理担当をしていた時は、出戻りというのは時々ありました。
全然珍しくはないです。
派遣管理担当としても勤務実績があるので、メーカーへ紹介する時に強く推すことができます。
「前にいた派遣会社に戻りたいけどどうしようかな」
と迷っている人は今すぐ再応募してみましょう。
工場の派遣会社で出戻りできる人できない人の違い
「前にいた工場(製造)の派遣会社に出戻り(再入社)可能です」
と書きましたが残念ながら全員が戻れるわけではありません。
工場(製造)の派遣会社に出戻りできる人とできない人がいます。
それはなぜか。
それとなくわかる方もあると思いますがそれぞれ説明しましょう。
前にいた工場(製造)の派遣会社に出戻りできる人とできない人の違い
工場(製造)の派遣会社に出戻りできる人とできない人がいると書きましたが、では出戻りできる人はどんな人か。
基本的に、
過去の在籍時に目立つ悪い問題等が無かった人です。
具体的には
欠勤など勤怠に問題がなかった
現場からの評判など問題がなかった
別な社員からのクレームがなかった
管理者などへのクレームがなかった
問題等起こさなかった
決定的な就業不可理由がなかった
といった感じです。
逆に出戻りできない人はどんな人か。
過去の在籍時に目立つ悪い問題等があった人です。
詳しく説明しましょう。
欠勤など勤怠に問題がなかったか
工場の派遣で重視される項目の一つが勤務状況です。
勤怠はかなり重要なので覚えておいてください。
当たり前ですが勤怠で欠勤が多ければ印象が悪くなります。
現場でも同じです。
例えば
”仕事はできるがちょこちょこ欠勤していた人”
と
”仕事はできる方ではないが全く欠勤が無かった人”
を比べると圧倒的に後者の方が現場からの評価は高いです。
それはなぜか。
欠勤が多い人は戦力としてカウントできないからです。
当たり前ですよね。
要は当てにならないということです。
そのような人はまず出戻りは難しいです。
私が派遣管理担当者時代に驚いた一つにこの勤怠があります。
派遣社員、特に工場(製造)の派遣社員は全体的にすごく欠勤が多いです。
派遣社員側からすると、多少の欠勤は気にならないかもしれませんが周りから見るとまず欠勤が多くだらしなく映ります。
私はこれまでいろいろな業界で正社員として勤務した経験があります。
正社員時代は自分も周りもまず欠勤することがありませんでした。
風邪をひいて年に1回か2回程度休むくらいです。
あとは事前に用事があって有給申請などして年に数回休む程度です。
製造の現場で働いたことがある人ならわかると思いますが、一部を除いて正社員って欠勤ほとんどしませんよね。
それが普通なんです。
欠勤が多いというのは異常なんです。
出戻りを考えている派遣会社に在籍時欠勤が多くなかったか思い出してみてください。
現場からの評判など問題がなかったか
在籍当時の現場での評判も重要な項目です。
教えられたことはきとんと習得して
積極的な態度で
周りにも気遣って
自分の作業は確実にこなす
といった基本的なことが普通に出来ていた人は出戻り可能です。
”与えられた業務を問題なくこなしていた”
人であれば問題ありません。
工場(製造)の派遣では、仕事がすごくできるとか高いレベルは必要ありません。
普通に仕事が出来ていたのであれば評価は低くはないです。
多くの人はそうですから。
「自分は習熟が悪かったから無理かな?」
と思う人もいるかもしれません。
でも、たまたま配属された現場の相性が悪くうまく作業できなかった可能性もあります。
なので、多少習熟が悪かったからと言って出戻りできなくはないです。
あきらめずにチャレンジしてみてください。
逆に評価を下げる言動があります。
できるのにわざとやらない
やりたくない業務はやらない
積極性がない
こういう人はまず出戻りできる可能性は低いです。
別な現場でも同じ態度をとるのが見えるし、派遣先からの派遣会社の評価も下がるからです。
悪い評価の人ひとりのせいで全体が悪く思われることもあります。
派遣会社としても採用してもデメリットの方が大きいのでまず不採用になるでしょう。
別な社員からのクレームなどなかったか
在籍時の勤務態度も結構見られます。
周りに同じ派遣会社の同僚がいる場合、派遣管理担当者にはいろいろな情報が入ってきます。
「○○さんは積極的に仕事頑張ってます」
「○○さんはみんなと仲良くやってます」
といった感じです。
再入社で応募してきた際、まだ残っているメンバーがいれば、
現場で周りのメンバーと仲良く接していたか
現場の和を乱すような行動はなかったか
といった確認をして問題なければ出戻り可能となります。
ただ、在籍時に多少の問題があったとしても別な工場ではうまくやれることもあります。
なのでそこまで重視はされないと思います。
管理者などへのクレームがなかったか
在籍時に管理者や派遣会社、派遣先などにクレームを入れたことがあるかも見られます。
これは自身で思い出してみるといいです。
在籍中に何か疑問に思うことがあって管理者に聞いたり、管理者のミスなどで少し感情的になったなどはそれほど問題ではないです。
ただ、次のような言動をしたことがあるとかなり不利です。
けんか腰で強い口調でクレームを言ったことがある
本社の相談窓口にクレームを言ったことがある
大した問題でもないのに何かあれば都度クレームを言ってくる
などです。
派遣管理担当も人間です。
自分に悪意をもって向かってくるような人とは関わりたくはないです。
派遣管理担当からすると
「あれだけクレーム言ってきてよく再応募できるな」
と思います。
中には派遣管理担当が
頼んだことを全然やってくれない
対応が遅い
間違いがあった
といった派遣管理担当側に非がある場合もあると思います。
それでも感情的になって暴言など浴びせたら負けです。
出戻りはまず不可能と考えた方がいいです。
いずれにしても感情的になって強い態度を出したことが無いか思い出してみましょう。
問題等起こさなかったか
在籍中に問題を起こしたかどうかもかなり重要な項目です。
どんな問題かというと、
法律に違反した行為をした
会社や派遣先に損害を与えるような行為をした
派遣会社のイメージを低下させるような行為をした
などです。
私が派遣管理担当時代に経験した一例です。
飲酒運転で検挙された
派遣先の社員の財布を盗んだ
派遣先の部材を盗んだ
現場で暴力をふるった
常識的に考えてまずアウトですよね。
このような問題行動を起こした時点で
自主退職か懲戒解雇(クビ)
です。
めったにこのような問題は起きませんが、もしこのような行動で退職した人がいれば出戻り(再入社)は一生無理だと思ってください。
当然ですよね。
決定的な就業不可理由がなかった
「決定的な就業不可理由って何?」
と思いますよね。
多くはけがや病気に関することです。
精神疾患になり療養が必要になった
ヘルニアになった
などです。
ヘルニアは手術などで完治した場合は出戻り可能です。
ただ、精神疾患になると正直再発する人がかなり多くいます。
新規で入社する人で、過去に精神疾患になったことがある人が時々いましたが多くは短い期間で退職となっていました。
病気が再発するからです。
なので、精神疾患の病歴があって出戻り(再入社)を希望してきても不採用になる可能性は高いです。
程度にもよりますが厳しいですね。
覚えておいてください。
一度辞めた派遣先へ出戻りできるのか
工場の派遣会社へ出戻りできると書いてきましたが、中には
「前に在籍していた派遣先に戻りたい」
と考える人もいると思います。
実際に一度辞めた派遣先に戻れるのか、それは
派遣先によって違います
前にいた派遣会社に出戻れたとしても、前と同じ派遣先にも戻れるとは限りません。
なぜか、
派遣先のメーカーによって出戻り可能と不可能
があるからです。
私が派遣管理担当時代にどちらも経験したことがあります。
出戻り不可のメーカーは、よほどの事情が無い限り一度退職したら二度と受け入れはしません。
理由はシンプルに会社の考えがそうだからです。
出戻り可能のメーカーは真逆で、過去に問題などなければ喜んで出戻り者を迎え入れます。
理由は即戦力になるからです。
メーカーによってこんなに出戻りに対しての考えが違うんです。
ちなみに出戻り不可の派遣先は、たとえ別な派遣会社から応募してもデータが残っているので再入社は不可となります。
前にいた派遣先に戻りたいと考えている場合は、再応募の際に面接官に伝えて確認を取ってもらった方がいいです。
工場(製造業)の派遣で出戻り(再入社)ってできる?元派遣管理担当が現実を解説のまとめ
工場(製造業)の派遣で出戻り(再入社)ってできる?元派遣管理担当が現実を解説のまとめです。
最初の方でも書きましたが、製造業界では年々人材不足が深刻化しています。
中には外国人技能実習生など外国人で対応しているメーカーもありますが、やはり日本人で製造現場で働ける人が欲しいんです。
なので、工場(製造)の派遣会社での出戻りは基本的に歓迎されます。
中には大手派遣会社で
カムバック手当○○万円支給
再入社お祝い金○○万円
と出戻り(再入社)しただけで手当が出るところもあります。
かなりおいしいですよね。
派遣先であるメーカーでも、再入社を歓迎しているところもあります。
理由は経験があり即戦力になるからです。
ただし、出戻りで歓迎されるのは
過去の在籍時に目立つ悪い問題等が無かった人
です。
過去の在籍時に目立つ悪い問題等があった人
は出戻りがかなり厳しくなります。
よく派遣会社を転々としている人がいますが、それぞれの派遣会社で過去の在籍時に時に目立つ悪い問題で辞めている人はどんどん入社できる派遣会社は減っていきます。
工場(製造)の派遣会社は大手の方が給与などの待遇面は充実しています。
その大手派遣会社で悪い辞め方をすると、徐々に中小のあまり条件のよくない派遣会社でしか働けなくなります。
今現在工場(製造)の派遣社員として働いている方は、
今いる派遣会社
将来転職する派遣会社
で在籍中に問題を起こさない、変な辞め方をしないように気を付けましょう。
問題を何も起こさず、変な辞め方もしなければ再入社時に歓迎されて戻ることができると思います。
過去に
変な辞め方をした
欠勤が多かった
現場での態度が悪かった
管理者に暴言を吐いた
人は今後そのような言動はしないように気を付けましょう。
中には
「俺はこんな性格だから変えられない」
と思う人もいるでしょう。
厳しい言い方ですが、変えられないのであれば私からはあと何もアドバイスすることはありません。
ただ、後で後悔するのは間違いないです。
そういう人も多く見てきましたので。
過去に問題があって再入社をお断りしたこともかなりあります。
入社のハードルが低い工場(製造)の派遣会社でもそこまで甘くはないです。
今現在別な派遣会社で働いている人で、過去に普通に問題なく勤務していて、前の派遣会社に出戻りを希望している人は迷わず再応募してみましょう。