こんな風に思ったことありませんか。
このページを読むとこんなことがわかります。
- 工場の派遣社員は使い捨てなのかの真実
- 工場の派遣で使い捨てではない仕事ってどんな仕事
- 工場の派遣で使い捨てられる前に転職するには
- 工場の派遣から使い捨てられないエンジニアになるには
もくじ
工場の派遣社員は使い捨てなのかの真実
「派遣社員は使い捨て」という言葉を聞いたことがあると思いますが、実際のところ派遣社員は企業が使い捨てるためにいるのか。
それは、
基本的に派遣社員は生産の調整弁の役割として採用されている
イコール
いざという時に使い捨て出来るように採用されている
ということになります。
ちょっと残酷な表現ですがこれが事実です。
製造業(工場)で派遣社員を採用する理由は上にも書きましたが、
- 生産が増えれば増やし
- 生産が減れば減らす
といった調整のために存在しています。
もし、
- 製品の生産数がほぼ一定
- 価格競争もなくずっと同じ価格
であれば全社員が正社員でも問題ありません。
しかし、普通はそんなことはないですよね。
製造している製品の生産が減ったり
製品の価格を下げなければいけない
となった時、全員が正社員であれば企業の負担は一気に増加します。
生産数減や価格の下落がより進めば企業として存続できなくなる可能性も出てきます。
そういった
- 変化に対応させ
- 企業の利益を確保しつつ
- 正社員の雇用も守り
- 企業自体を存続させるため
製造業(工場)では派遣社員を採用しているんです。
なので「派遣は使い捨て」と言われるのです。
工場の派遣で使い捨てではない仕事ってどんな仕事
製造業(工場)では基本的に
派遣社員は生産の調整弁として採用されている
イコール
いざという時に使い捨て出来るように採用されている
と書きましたが、では派遣社員を採用している企業の全てが使い捨てるために採用しているのか。
答えはNOです。
製造業(工場)で派遣社員を採用している企業の中には、正社員で募集をかけても人が集まりにくい地域だからといった理由で採用している場合もあります。
このような企業は、正社員採用で補えない欠員を派遣会社に依頼しています。
なので派遣を採用する目的自体が違います。
私が派遣管理担当をしていた時に、医療関係のメーカーで上に書いたような事情があり派遣社員を多く採用していました。
この時にわかったのですが、製造業(工場)でも
- 製品の生産が安定していて
- 価格もほぼ一定
といった業界があります。
それは私の経験からですが、医療関連の製品を製造している業界です。
例えば、製薬メーカーや医療機器メーカーなどです。
このほかにも常に製造し続けなければいけない製品を製造している業界は安定しています。
そういった業界では派遣社員だから使い捨てという意識はありません。
安定して働けます。
時給もそこそこ良かったです。
「いつ切られるか分からない”使い捨て”は嫌だ」と思う人はそういった業界を探してみてください。
工場の派遣で使い捨てられる前に転職するには
今、まさに
- 製品の生産数に動きがあって
- 競合が多い製品を製造している
業界に派遣社員として勤務している人は、今後のことを考えて転職活動をした方がいいです。
現在は生産が安定していたとしても、半年後や1年後にガクンと生産数が落ちた場合、使い捨てられる可能性が高くなります。
私も過去に工場で派遣社員として働いていた時、製造している製品の生産が一気に減り約120名程いた派遣社員が2,3か月で全て終了となりました。
もちろん私もその中に入っていました。
ホントにあっという間の出来事でした。
しかもその後不況になり、派遣の求人が激減し派遣で働くことが出来なくなりました。
私の経験から、今忙しくても突然の大幅な生産減による終了などは普通にあり得ます。
私は派遣で切られた後、転職するまでの数年間スーパーとコンビニのアルバイトで生活していました。
40歳過ぎてからです。
なので、特に今の派遣という雇用形態に不安がある人はすぐにでも転職活動を開始しましょう。
不況になれば終了どころか派遣も正社員の転職も一気に求人はなくなりますので。
工場の派遣から使い捨てられないエンジニアになるには
製造業(工場)の派遣社員として勤務していると、エンジニアと接する機会があると思います。
そのエンジニアを製造の派遣社員からでも目指せます。
という事実を知っている人はどのくらいいるでしょうか。
- 理系の学歴がある訳でない
- 製造の派遣といっても簡単な作業だけしか経験がない
- 技術系の資格など何もない
こいった人でもエンジニアを目指せます。
エンジニアのメリットは、製造の派遣社員よりも
- 専門的な部署で
- 専門的な業務を行う
ので生産数の増減による影響を受けにくいので、使い捨てられる確率が低くなります。
また、経験を積めばより専門的な業務を任されて、それに伴って年収も上がっていきます。
プラス、派遣先の企業から引き抜かれることもあります。
「ではどうやったらエンジニアを目指せるの?」
と思いますよね。
未経験からエンジニアを目指すには大きく2つの方法があります。
- 大手の製造派遣会社内にあるエンジニア系グループ会社へ転籍
- 技術系派遣会社からエンジニアを目指す
大手の製造派遣会社内でエンジニア系グループ会社へ転籍
大手の製造派遣会社では、グループ内にエンジニア系の派遣会社を持っている場合があります。
派遣会社によってはグループ内転籍制度があって希望によって転籍も可能です。
エンジニアと言っても理系の学歴でバリバリのエンジニアもいれば、経験が浅くエンジニアの見習いからスタートする人もいます。
エンジニア系の派遣会社では、幅広い求人を持っているので経験が浅くても転籍の機会はあります。
ただし、ある程度の年齢制限があります。
技術系派遣会社からエンジニアを目指す
製造関係の派遣会社には、エンジニアだけを専門に扱う派遣会社もあります。
そのような派遣会社に応募してエンジニアを目指すこともできます。
私が派遣社員として働いていた時、そういったエンジニア派遣の人たちが周りに結構いました。
業務内容を見ていると、正社員の補助的な作業が多くエンジニアといってもそれほど高いスキルがなくても作業している印象でした。
エンジニアの派遣の場合は多くが正社員雇用となるので、派遣先の業務がなくなったとしても別な派遣先に異動することで、引き続き就業することができます。
今のまま製造業(工場)で使い捨てられるのに不安がある人は、エンジニア派遣への転職も考えてみましょう。
工場の派遣社員は使い捨てなのか?の事実とおすすめ派遣の見つけ方のまとめ
工場の派遣社員は使い捨てなのか?の事実とおすすめ派遣の見つけ方のまとめです。
最初にも書きましたが、製造業(工場)では
基本的に派遣社員は生産の調整弁の役割として採用されている
イコール
いざという時に使い捨て出来るように採用されている
ことです。
これが事実です。
- 生産が増えれば増やし
- 生産が減れば減らす
といった調整のために存在しています。
製造業(工場)の派遣の多くはこのように不安定な状況の中で働いています。
「別に今がよければそれでいいんじゃない?」
という考えの人もいます。
でも、このまま不安定な派遣は嫌だと思っている人もいるでしょう。
前にも書きましたが、私自身派遣切りで辛い思いをしたので他の人にはあんな辛くてみじめな思いをして欲しくないと思っています。
なのでそういった人は
- 不況などに左右されない安定した業界で派遣社員として働く
- 自分で正社員として転職する
- エンジニアを目指す
ことを強くおすすめします。