製造派遣の本音やウラ話 PR

”派遣はぬるま湯”って言われる3つの理由と実際に製造派遣で働いた感想

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「派遣はぬるま湯ってどういう意味なの?」
「派遣ってどんなところがぬるま湯なの?」

製造(工場)派遣でこんなふうに思ったことありませんか。

ここではぬるま湯といわれる製造(工場)派遣について紹介します。

派遣はぬるま湯?派遣はぬるま湯と言われる3つの理由

「派遣って気楽だよね」

 

とか

 

「派遣って自由でいいよね」

 

って聞いたことがあると思います。

 

ネットではそれを”派遣はぬるま湯”と表現されたりしています。

 

身近に派遣で働いている人が何人かいれば実際の感想を聞けると思います。

 

でも、周りに派遣で働いている人がいないと「実際はどうなの?」となると思います。

 

では実際派遣は”ぬるま湯”(楽、気楽)なのか

 

それは、

 

必ずではないですが、全体的に正社員と比較すればいろんな面で気楽です。

 

イコール”派遣はぬるま湯”です。

 

仕事が正社員よりも楽ってことです。

 

ただ、製造現場などでは肉体的に正社員よりもきついこともあります。

 

また、業務内容も仕事ができる人なら正社員と同等の作業をすることもあります。

 

ではどんなところが”派遣はぬるま湯”なのか。

 

これには3つの理由があります。

1.入社退職が比較的自由

2.責任のある難しい仕事をしなくてもいい

3.責任を取らなくていい

一つずつ説明していきましょう。

入社退職が比較的自由

製造派遣でメーカーへ配属される場合、

1.派遣会社へ応募

2.面接、簡単なテスト実施

3.仕事の紹介と業務内容の説明

4.工場見学

5.内定

6.入社・配属で勤務スタート

こんな感じの流れとなります。

 

早ければ応募から勤務開始まで1週間くらいです。

 

勤務してみて、

  • 業務内容が合わない
  • 勤務シフトが合わない
  • 環境が合わない

といった場合派遣先や派遣会社にもよりますが、結構あっさりと終了することができます

 

そして希望すれば別な派遣先を紹介してもらってすぐにまた働くことができます。

 

派遣の場合は、これを転々と繰り返せます。

 

派遣先のメーカーの社員から見れば

 

「気楽だよね」

 

と思われます。

 

私が派遣管理担当者の時にこんな派遣社員がいました。

 

30代前半の男性派遣社員のTさんという人が相談してきました。

 

「もっと稼げる派遣先ないですか?」

 

と。

 

ごく普通の相談ですよね。

 

ただ、そのTさんが次に言った言葉にかなり衝撃を受けました。

 

「自分で転職活動するのが面倒でもうしないつもりなので次の派遣先よろしくお願いします」

 

と言ったんです。

 

30代前半でもう転職活動しないだと?

 

じゃあずーっと定年まで派遣でいいんだろうなと思いました。

 

その後Tさんは県外の別な派遣先へ異動していきましたのでその後どうなったかはわかりません。

 

ただ、製造派遣業界に長くいると

 

「自分で転職活動するのが面倒くさい」

 

という人は少なくはないです。

 

責任のある難しい仕事をしなくてもいい

私も過去に製造派遣で働いたことがありますが、まず難しい仕事はしなくていいので精神的にかなり楽に感じました。

 

私が配属された現場は、ずーっと顕微鏡でレンズの検査だけをしているところでした。

 

多少書き物などありましたが、与えられたことだけやっていればいいので、

 

「派遣ってなんて楽なんだ」

 

と思っていました。

 

それまではずっと正社員で働いてきて、幅広い業務をこなしてきていたので天国と地獄くらいの差に感じました

 

いままでずっと正社員で働いてきた人はそのギャップに衝撃を受けると思います。

 

なので、

  • 営業職でノルマに追われる日々を過ごしてきた
  • 役職があったせいでかなり責任を押し付けられてきた
  • 業務の線引きがなくなんでもやらされてきた

といった経験のある方たちは天国に感じます。

 

そのくらい気楽なんです。

 

「精神的にもう疲れました」

 

という方は派遣で働いてみるといいです。

 

責任を取らなくていい

上で書いた内容とかぶりますが、派遣で働く大きなメリットが

 

責任を取らなくていい

 

ことです。

 

これも実際に働いていた時にすごく魅力に感じました。

 

責任を取らなくていいということは、

 

責任のある業務をしなくてもいい

 

ということなんです。

 

ということは、

  • 業務内容も限られますし
  • 業務で多少の失敗をしたとしても注意されるくらいで済みます

あまりひどいと終了になりますが。

 

派遣は指揮命令者といって必ず業務を指示する社員がいるので、何かあった場合はその社員が責任を取ることになります

 

派遣社員が責任を取らされることはありません。

 

なので派遣社員は責任を取って

『降格』とか

 

『減俸』とか

 

不利になるようなことはありません。

 

これが派遣で働く大きなメリットの一つです。

 

製造派遣社員として実際に勤務した感想

上の方でも書きましたが、私は製造派遣で働いた経験があります。

 

それが人生初めての経験だったのでかなり衝撃的でした。

 

「こんなに楽な仕事でこんなに給料もらえるんだ。」

 

というのが正直な感想でした。

 

正に”派遣ってぬるま湯”なんだなとしみじみ感じました。

 

と同時に、

 

「このぬるま湯にどっぷり浸かってしまったらやばいな」

 

とも感じました。

 

なぜやばいなと感じたかというと

  • 景気悪化や業績低下でいつでも終了になる可能性がある
  • 給料がほぼ変わらない
  • スキルアップしないので転職に不利
  • 社会的に派遣社員だとみじめに感じる場合がある

といった理由があるからです。

 

私が製造派遣で働いていた時、リーマンショックという大きな不況に当たりました。

 

その時もちろん派遣終了となりました。

 

そこで働いていた派遣社員全員が終了となったので200人くらい一気に削減されたんです。

 

かなりの不況だったのでその後の転職活動もほんとに苦戦しました。

 

当たり前ですがほかの派遣の仕事なんてありません。

 

正社員で募集している企業もかなり少なく良い条件の企業はほぼありませんでした。

 

正社員で決まるのを待っている余裕がなかったのでアルバイトへいくつか応募しました。

 

しかし、そこで衝撃の結果が待っていました。

 

コンビニやファーストフードなど飲食店のアルバイトさえ不採用となったんです。

 

その頃はまだ30代半ばでバリバリ働ける状態でしたのでかなりショックでしたね。

 

その後、家族の紹介でなんとか仕事に就くことができましたが。

 

製造派遣で働いてみて、

  • 仕事内容は楽だし
  • 給料もそこそこもらえるし
  • 精神的にも楽だし

など普通に働いている分にはほぼ不満はなかったです。

 

でも最大のデメリット、

 

『不要になったらいつでもバッサリ切られる』

 

を経験して派遣でずっと働くのは怖いなと思いました。

 

ただ、これはあくまで私の感想なので『自由で気楽な働き方』を希望するのであれば、派遣で働くメリットは大きいです。

 

また、大不況と言われるような出来事は数十年に一度くらいです。

 

なのでそれ一回のために深刻に考える必要はないと思います。

 

製造派遣で働いている派遣社員はどう思っているか

では、実際に製造派遣の現場で働いている派遣社員はどう思っているのか。

 

私が派遣管理担当者時代に1000人以上の派遣社員と接してきましたが、

  • このままずっと派遣で働きたい
  • 特に先のことは考えていない
  • そのうち転職したいとは思っている

というのが大半です。

 

転職が決まって退職していくのはポツリポツリといった感じです。

 

しかも年齢が高くなるほど今の生活を変えたくない、変わらなくてもいいと思っている人が多くなります

 

その理由の多くは単に、

 

『転職活動がめんどくさい』

 

というものでした。

 

確かに転職活動となると、

  • 求人探し
  • 履歴書作成
  • 試験対策
  • 面接対策

などいろいろやることが増えます。

 

さらに一発で転職が決まるというのは、コネでもない限りは難しいです。

 

年齢が上がればなおさらです。

 

そう考えると、

 

「今のままでいいや」

 

とか

 

「そのうちね」

 

というふうになります。

 

それはそれで別にいいと思います。

 

必死に転職活動して、正社員で決まって入社してみたら、

  • パワハラがすごい
  • 責任を押し付けてくる
  • 先輩や上司合わない
  • 仕事が多すぎる

といったことがあるかもしれません。

 

正社員で入社したからと言って安泰ではありません。

 

そう考えると『ぬるい派遣社員』のほうがはるかにましだと思えます。

 

今は正社員だからいい、派遣社員だからダメといったことはありません。

 

「派遣はぬるま湯」って言われる3つの理由と実際に製造派遣で働いた感想のまとめ

「派遣はぬるま湯」のまとめです。

 

派遣のメリットデメリットや派遣社員の考えなどいろいろ書いてきましたが、結論を言うと

 

「派遣はぬるま湯ですがそれがどうかしましたか?」

 

だと思います。

 

正社員は雇用はある程度安定するかもしれませんが、

  • 嫌な仕事を日々我慢しながらやらなきゃいけなかったり
  • 他人の責任まで背負わされたり
  • きついノルマをクリアするために私生活を犠牲にしたり

精神的にきつかったりストレスになることが多いと思います。

 

それによって精神的に病んでしまったからといって誰も助けてくれません

 

それよりは、

  • 与えられた作業だけこなせばいい
  • 責任を負う必要がない
  • そこそこ給料ももらえる
  • 無料で社宅に住める
  • 時間できっちり終わる

といったメリットが多くある派遣の方がいい場合も少なくはないです。

 

要は

 

「今の自分の生活が充実するのはどちらの働き方か」

 

だと思います。

 

これからどんどん働ける人の人口が減ってくるので、企業よりも働く方が有利になっていきます。

 

やりたい仕事をどんどん選べるようになっていきます。

 

なので、

 

「派遣はぬるま湯って言われるけこの働き方が合ってるんだよね」

 

と思うのであればそれでいいと思います。

 

人から何か言われても気にする必要はないです。

 

だって他の人が言った通りの道に進んで失敗してもその人は責任を取ってくれませんから

 

意外といろいろ悪く言ってくる人の方がほんとは

 

「派遣って気楽そうでうらやましいな」

 

と思っているかもしれません。

 

自分が

 

「派遣だけど今のままでいい」

 

「ぬるま湯だろうが気楽に生活できる方がいい」

 

と思えるのであればそれでいいと思います。

 

「自分はこっちがいい!」

 

と思った道をすすむのがいいと思います。

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