製造(工場)派遣でこんなふうに思ったことありませんか。
ここでは製造(工場)派遣から正社員になれないのかの実情について紹介します。
もくじ
派遣社員になると正社員へ戻れないって本当なのか
「正社員から派遣社員になってそこからまた正社員には戻れなんじゃないか」
とか
「派遣社員から正社員になるのって無理じゃない？」
って思ったことはありませんか？
現実はどうなのかというと
そんなことはありません
派遣社員から正社員へは普通になれます
実際私がそうでした。
正社員でずっと働いてきて、その後製造の派遣社員で働いてまた正社員で働くことができました。
しかも上場企業にです。
ではなぜ一度派遣社員になると正社員へ戻れないって言われるのか。
それには３つの理由が考えられます。
- 自分でもう無理と決めつけている
- 転職活動はめんどくさい、今はまだなど行動に移さない
- 入社難易度が高い、募集していない企業を希望している
一つずつ説明していきましょう。
自分でもう無理と決めつけている
派遣社員から正社員へ戻れないと思っている理由の中で、
『自分自身でもう正社員へ戻るのは無理だ！』
と決めつけている。
これが最も多いと思います。
「どうせ派遣社員から正社員なんか無理だ！」
とか
「何社か応募したけど落ちたからもう無理だと思う」
って決めつけている人は少なくはないです。
そんな人たちに聞いてみたいです。
「具体的に何がどう無理なの？」
「何社か応募したって実際に何社応募したの？」
って。
私が派遣社員から正社員に戻れるまで正直100社以上落ちました。
大不況の直後で求人自体が全然なかったのもありますし、これまでの職歴が多かったのやアラフォーというのも重なってかなり苦労しました。
でもあきらめずに、
「いつかは受かる」
「どこかは正社員で採用してくれる」
とあきらめずに受け続けました。
その結果大手製造派遣会社へ正社員として採用となったんです。
自分自身があきらめたらそこで終了なんです。
なんかスポ根ドラマみたいなセリフですが、
『受かるまであきらめずにチャレンジだ！』
そうすればきっと正社員になれます。
転職活動はめんどくさい、今はまだなど行動に移さない
製造派遣で働いている派遣社員と面談したときに、
「このまままでいいの？転職とか考えないの？」
とよく聞いていました。
その時に帰ってくる返答で多いのが、
「転職活動をするのがめんどくさい」
「今はまだ考えていない」
「そのうちしようとは思っている」
です。
そういった人たちはまず行動しないです。
ず～っとです。
中には行動に移す人がいますが、転職先を聞くと多くは他の派遣や期間工などです。
転職したとしても結局同じです。
ほとんどの人は正社員にはなってません。
それはなぜか、
派遣や期間工の方が面倒じゃなくすぐ採用が決まるからです。
結局同じところでのループなんだなといつも思ってました。
入社難易度が高い、募集していない企業を希望している
「あの企業給料高いんだよね」
「あの会社規模が大きくて安定してるんだよね」
など転職を考えた時に「入りたいな」と思う企業が目に付くと思います。
しかし、誰もがいいと思う企業って多くは入社難易度が高いんです。
そういった企業は正社員での転職希望者も魅力的に感じています。
ということは、
- 倍率が高くなり
- 試験も難しく
- 経歴や学歴を重視される
などかなりハードルが高くなります。
専門的な知識や資格・技能を使う企業であれば、経験や資格があれば入社の可能性は普通にあると思います。
でも、そんなのってごく少数です。
- 保有資格者が多く
- すぐにとれるような
資格ではまったく歯が立ちません。
なおさら前職が派遣社員だともろに見下されます。
「派遣かぁ」
となります。
そして、
「たいした仕事してきてないだろうな」
と思われます。
なぜか、
派遣社員はコア(責任のある重要な)業務をしなくてもいいからです。
派遣社員の中には、
「俺はいろんな業務を任されて社員と同じような仕事内容をやってきた」
とか
「社員よりも早く正確に仕事ができる」
って思う方もいると思います。
派遣管理担当者時代にそのようなセリフは飽きるほど聞いてきました。
私も製造派遣経験があるので言えますが、
はっきり言って製造派遣での派遣社員の仕事内容はぬるいです。
だって責任を取らなくていいんですから。
肉体的にはきついかもしれませんが、
- 数字に対しての責任もなく
- 社員の管理や教育の責任もなく
- 重要な会議などでの報告もなく
- 役職ごとの業務内容のレベルアップの必要もなく
業務内容的にも精神的にも楽です。
なので、作業のスピードは速くなっていくかもしれませんがそれ以上のスキルアップはしません。
派遣社員なので派遣先企業もそれ以上は求めません。
なので何年経っていようが同じレベルだと思われるんです。
だから人気のある入社難易度が高い企業に入るのはかなり無理があるんです。
ただ、自分でどうしても受けたいのであれば受けてみてもいいと思います。
ただ、それで不採用になってショックを受けるよりは難易度を下げて応募した方がいいです。
自分の経験や実力に合った企業であれば入社後も、自分の経験を活かせて楽しく働ける可能性が高いと思うからです。
あと、気になる企業があっても募集をしていなければ採用の可能性はかなり低いです。
もし、求人募集をしていない企業で運よく試験を受けることができたとしても採用になる可能性はかなり低いです。
なぜか。
もともと募集していないのでいい人がいれば採用してもいいかな
といった考えだからです。
「○○さんいいね～、ぜひうちで働いて欲しい！」
って思われないとまず無理だと思いましょう。
自分に自信があって経験も十分あればチャレンジしてみてもいいとは思います。
派遣社員から正社員へ戻るにはどうしたらいいか
これまで派遣社員から正社員へなれない理由を書いてきましたが、
では派遣社員から正社員になれるにはどうしたらいいか。
それは、
派遣社員から正社員へなれないのと逆をやればいいんです。
難しくはありませんシンプルです。
逆ということは、
- 自分でもう無理と決めつけない！
- 転職活動はめんどくさいと思わない、すぐ行動する！
- 自分の経験や能力に合った求人募集をしている企業に応募する！
です。
こちらも一つずつ説明していきましょう。
自分でもう無理と決めつけない！
派遣社員から正社員へなれない理由で『自分でもう無理と決めつけている』が最も多いと書きました。
はっきり言ってこう思ってる時点で終了です。
勝負ありです。
こんな気持ちであれば普通に採用になる企業でさえ落ちます。
それこそ”無駄な努力”になります。
逆にあきらめずに応募し続ければなんとかなります。
前にも書きましたが私がそうでした。
のべ１００社以上応募して、
応募しては落ちの繰り返しでした。
その時は必死でしたので落ち込んでる余裕などありませんでした。
そして１００社以上不採用になった後にようやく正社員として採用されることができたんです。
ここで転職活動で不採用になってもいちいち落ち込まなくていいコツを紹介します。
それは、
同時に複数社に応募すること
です。
私の転職活動時は常に２～５社程度同時に応募していました。
そして、不採用になればまたほかの企業へすぐ応募するようにしていました。
これによって一社落ちたからと言ってショックを受けることが軽減されます。
また、気持ちをすぐに切り替えることができます。
さらに、１社ごとではないので効率よく転職活動を行えます。
転職活動は『1社入魂！』ではありません。
「同時に何社も応募したら違法です！」
ということもありません。
何百社に応募しようが自由です。
私はこの複数社に同時に応募する方法でモチベーションも保ちながら転職活動することができました。
是非試してみてください。
転職活動はめんどくさいと思わない、すぐ行動する！
転職活動って正直面倒くさいですよね。
よくわかります。
求人情報で求人探したり、履歴書書いたり、写真撮ったり・・・。
でも今はそこまで面倒でもなくなってきてます。
私が転職活動で１００社以上応募したと書きましたが、そのほとんどが転職サイト上ででした。
リクナビやマイナビといった大手のサイトです。
転職サイトからの応募は多くのメリットがあります。
- 経歴を一度登録すれば簡単に応募できる
- 企業からスカウトメールがくる
- 多くの企業、業種の情報が見れる
といった感じです。
履歴書を準備するのは面接まで進んでからです。
経歴書を入力するときは面倒だと思いましたが、１回登録すればいいだけです。
応募の際はその経歴書が自動で送信されるので全然面倒ではありません。
また、今はいろんな便利な求人サイトがあり簡単に応募できるようになってきています。
求人誌を見て、電話をかけて、履歴書を送って・・・。
というアナログな応募もありますが、それはごく一部だと思います。
それに、パソコンがある方であれば履歴書を作っておけばとても便利です。
日付記入や押印など最低限の必要な作業だけで簡単に印刷～郵送まで完了します。
１枚１枚手書きで作成するなんて必要ありません。
むしろ手書きの汚い文字よりも入力された文字の方が読みやすいです。
私も、採用面接の経験がありますがパソコンで作成された履歴書の方が読みやすかったです。
ネット上で”履歴書テンプレート”と入力すればいろいろ出てきます。
転職活動が面倒くさいと思っている方はまずこの応募時から使える便利なサイトやツールを利用することをおすすめします。
かなり面倒な作業が減ります。
まずは転職サイトに登録をしましょう。
そして気になった求人があればどんどん応募してみましょう。
自分の経験や能力に合った求人募集をしている企業に応募する！
求人をいろいろ見ていると、
- 高待遇で
- 大手で安定していて
- 福利厚生が充実していて
といったかなり魅力的な求人を目にすることがあります。
そこで応募しようかなと思った時点でまずいったん一呼吸おいてください。
それからネットでその企業のホームページを見てみましょう。
そこで見るのは、
- 会社情報
- 業務内容
- 採用情報
です。
その中でまず”採用情報”を見てください。
ここで
『現在募集はしていません』
と記載があればネットで求人がないか検索してみます。
それでもなければ残念ながら募集はしていないと思います。
それでも諦めきれなければ直接問い合わせてみてもいいと思います。
採用情報に募集要項が記載されていれば募集しています。
その後ほかの転職サイトでも募集していないか確認します。
大手の企業や地元で名の知れている企業であれば、転職サイトなどで同時に募集している可能性は高いです。
もし、自分が登録している転職サイトで募集をしていればほぼワンクリックで応募できます。
企業のホームページで次に見るのが会社情報と業務内容です。
これを見ることによって、
- どのくらいの規模の会社か
- どんな事業をしているのか
- 地元にも拠点はあるのか
など企業全体のイメージがつかめると思います。
この辺の内容は面接で聞かれることもあるので必ずチェックしましょう。
応募しようとしている企業のイメージがつかめたら応募してください。
ここで一つアドバイスです。
転職活動をしていくと、自分の経験や能力に合う企業かどうかが段々とわかるようになってきます。
目が肥えてくるんです。
１社２社応募した程度では見えてこないです。
自分の感覚を鍛えるために多少興味のある企業へもどんどん応募してみましょう。
１社目で希望の企業へ採用が決まるといったことはほぼないです。
なのである程度時間がかかると思った方が精神的に楽です。
その間にいろいろ応募してみることで、
- 自分に合った企業
- 自分のレベルの経験を活かせる企業
が見えてきます。
その中で面接まで進めば面接での対応にもゆとりが出てきます。
転職活動は内容を濃くするほど
- 採用への近道になり
- より自分に合う企業を見つける
ことができます。
あまり深刻にならずに明るくポジティブに活動しましょう。
一度派遣になると正社員に戻れないってホント？のまとめ
一度派遣になると正社員に戻れないってホント？のまとめです。
これまで、派遣社員から正社員に戻れない理由や戻るための方法を書いてきましたが、結論から言うと
派遣から正社員へ戻れるかどうかは自分の気持ち次第
だと思います。
「今はまだ」
「そのうち」
「面倒だな」
といったフレーズを聞くと
「ずいぶん余裕あるんだな」
って思います。
まあ、今の生活がそこそこ安定しているのであれば無理して正社員に戻る必要はないと思います。
でも、派遣社員って何かあれば真っ先に切られます。
いきなり無職というのも全然あります。
私が経験者です。
ある程度はニュースや職場の雰囲気などで前ぶれはありますがが終了は突然です。
後悔してもあとの祭りです。
現時点で、
「派遣社員だけど正社員になりたいな」
「派遣から正社員に戻りたいな」
と少しでも思っているのであれば今すぐ行動に移しましょう。
どんな求人があるのかと検索するのでもいいです。
行動が変われば結果が変わります。
面倒だと思って何もしなければ１年たっても５年たっても
- 派遣のままで
- 給料も同じ
です。
１年後正社員になっていい思いをしたいのであれば動くのは今です！
がんばりましょう！
