派遣って面接したらすぐに仕事できるんじゃないの?と思っていませんか。
このページを読むとこんなことがわかります。
- 製造業の派遣で受からないのはなぜ
- 製造業の派遣で受からない人とは
- 製造業の派遣で受からない事情とは
もくじ
製造業の派遣で受からないのはなぜか
製造業の派遣って面接したら必ず採用になってすぐに働けると思っていませんか。
派遣でも当然ですが不採用になることは全然あります。
それはなぜか、
- 面接時のテストなど採用基準に満たなかった
- 製造業では採用できない持病がある
- 面接時の受け答えや態度などが著しく悪かった
- 希望条件に合う紹介できる仕事がない
- 仕事ではなくそれ以外の特典や待遇面ばかりに興味を示す
といった理由が考えられます。
それでは一つずつ説明していきましょう。
面接時のテストなど採用基準に満たなかった
製造業だけではないですが派遣の面接では様々なテストを行います。
- 作業スピードのテスト
- 計算スピードのテスト
- 性格検査
- その他
こんな感じでしょうか。
これらのテストには基準点があってそれに満たないと不採用になる確率が高くなります。
特に性格検査は結構重視されていて、外交的や内向的、うつ傾向などが判断できます。
計算する業務が多い派遣先を希望した場合は、計算スピードのテストを重視されます。
そしてこの計算スピードのテストの結果が悪ければ不採用になる確率は高くなります。
派遣と言えど面接時のテストはちゃんと見ています。
でなければ実際に現場に配属になってから、業務内容と自分の能力に違いが大きなストレスとなって早い時期に退職となるからです。
結局入社した本人が嫌な思いや辛い思いをすることになるのです。
そのような仕事のミスマッチを防ぐ意味でもテストの結果も採用の判断基準としています。
製造業では採用できない持病がある
製造業の採用面接時に断られるケースとして採用できない持病がある場合が考えられます。
具体的に言うと
- てんかん
- うつ病などの精神疾患
- 色覚以上
- 特定のアレルギー
- 何かしらの障害がある人
- 頻繁な通院を要する重度の疾患
などです。
持病をお持ちの方であれば、不採用になった経験があると思うのでお分かりかもしれませんが、共通しているのは持病によって何かしら業務に支障が出るということです。
これについては派遣会社それぞれの規定で採用不可に当たる病気が決められているので、その持病があると判明した時点で不採用になります。
逆に持病を隠して採用となって後にその持病が発覚した場合は、虚偽申告による解雇処分となります。
持病や障害をお持ちの方は必ず面接時に正直に伝えましょう。
面接時の受け答えや態度が著しく悪かった
私が以前面接をしていた時にあったのが、派遣の面接を軽く考えている人がいるということです。
「アルバイトの面接と勘違いしているんじゃないか」
と思うこともありました。
例えば、
- 面接時の履歴書の書き方や写真がおかしい
- 面接時の横柄な態度
- 採用されるのが当たり前というのが見え見えの態度
- 面接なのにびっくりするくらいラフな服装
といったものです。
正社員の転職などの面接に比べれば、派遣会社の面接のハードルは低いです。
それでもこの人は、
- 社会人としての常識はあるのか
- 仕事とは直接関係無い面接担当者へどんな態度をするのか
という目で採用担当者は見ています。
面接時の言動や態度が悪いと面接担当者が直接注意をすることもありますが、その時にふてくされたり、逆切れした態度を取ったらアウトです。
まず、不採用になると思って下さい。
希望条件に合う紹介できる仕事がない
希望条件に合う紹介できる仕事がない場合も不採用になります。
具体的には
- 地元のみ希望で近隣で紹介できる仕事がない場合
- 年齢や経歴で紹介可能な仕事が限られていて希望と合致しない場合
- 給与や社宅などにこだわりがあって希望と合致しない場合
このような感じです。
応募者それぞれにもこだわりや条件があると思います。
それが派遣会社で持っている案件とマッチしない場合、派遣会社側では譲れる部分はないかを聞きそれに応じてなるべく仕事を紹介しようとします。
そこで譲れる部分があり、「それならこの求人がありますよ」となる場合もありますが、どうしても譲れる部分がなければ、「うちでは今ご紹介できる求人は無いですね」となります。
こだわりや条件は人それぞれですし、派遣会社によって持っている案件も違うので、面接した派遣会社で希望に合う求人がなければ違う派遣会社に応募した方がいいです。
仕事ではなくそれ以外の特典や待遇面ばかりに興味を示す
仕事の面接に来ているのに社宅や前借りなど、仕事以外の部分にやたら興味を示す応募者も不採用になる可能性は高いです。
それはなぜか、
「明らかに怪しい」
からです。
普通は求人誌やサイトを見て「この仕事よさそうだな」と思って応募すると思います。
そうではなく、社宅や前借りなどの仕事以外の部分に強く興味を示すということは
- 私は何かしらの訳ありで
- 仕事はどうでもいい
と思っていると態度に出しているようなものです。
分かりやすいですよね。
私が面接担当だった時、このような応募者がいました。
やたら社宅に早く入りたいと応募してきた方がいまして、よく聞くと何かから逃れるためにホテル住まいをしていました。過去に犯罪歴もあったようで即不採用にしました。
また、仕事よりも前借りや社内貸付制度に異常に興味を示す応募者は、所持金が数百円しかないとか、家族など頼れる人が誰もいないといった事情でしたがこちらも不採用にしました。
そのような人たちは経験上入社してから
- 短い期間で辞める
- 何かしらトラブルを起こす
ことが非常に多いです。
この辺は面接担当者も分かっているのでかなり警戒して面接します。
不採用にする前提で。
派遣なのに受からないってどういうことのまとめ
派遣なのに受からないってどういうことのまとめですが、派遣と言えどハードルは低くてもテストや面接でのヒアリングで合否を決めています。
私は3年以上毎月20人以上面接を担当した経験があります。
経験が増えるにしたがって、
- 面接会場へ入室時の態度
- 服装(身なり)
- 履歴書
でほぼ採用か不採用かが見えるようになりました。
採用になる人っていうのは
- 面接会場への入退出時の挨拶がしっかりできる
- スーツでなくても面接時の服装だと認識できる清潔感のある服装
- 履歴書が普通の常識で記載されている
こういった基本が出来ている人です。
以前面接時の履歴書で不採用にした人の一例ですが、
- 履歴書の写真が手でちぎった写真だった
- 職務経歴がただの箇条書きだった
- 履歴書そのものを忘れてきた
といった感じです。
これを見て驚かない方はかなりヤバいです。
面接で履歴書を忘れるなんてあり得ないというか、
「今日何しに来たんですか?」
レベルです。
わざわざ落とされに来たようなものです。
お手持ちのスマホで『履歴書の書き方』、『面接時の対応方法』を調べてみてください。
このままだと笑いものになります。
履歴書の写真を手でちぎって貼るなどもあり得ないことです。
私もこのような履歴書や履歴書を忘れてきた人を見て最初は信じられませんでした。
「よくこれで面接に来れたな」と。
でもこれが現実なんです。
もちろん全てではなく一部の人ですが。
派遣の面接でも、履歴書一つでこの人は常識があるかないかを見ていないふりをしてしっかり見ています。
面接担当者はプロですから。
派遣なのに受からないのはなぜと思った人は、スマホでもいいので
- 履歴書の書き方
- 面接時の服装
- 面接時の応対方法
を事前に調べてください。
そんなに時間はかからないです。
これをするかしないかで『採用』か『不採用』に大きく関わってきますので。