こんな風に思うことありませんか。
このページを読むとこんなことがわかります。
- 製造業(工場)での派遣社員に対する扱いの実情
- 製造業(工場)の職場の環境
- 製造業(工場)で派遣社員に対する扱いがひどい時どうするか
もくじ
製造業(工場)での派遣社員に対する扱いの実情
製造業(工場)での派遣社員に対する現場の正社員の扱いって気になりますよね。
私のこれまでの派遣社員として現場で働いた経験と、派遣会社で管理担当として勤務した経験からズバリ回答します。
それは、
働く職場や人それぞれによって扱いは違う
ということです。
製造現場で働いている従業員は派遣やパートなどを入れると数百人~数千人規模になります。
工場の規模はそれぞれですが、派遣社員がいる工場は大きめの規模のところが多いです。
それだけ多くの人がいるんですから
優しく何でも出来るまで教えてくれる正社員もいれば
分からないことを聞いてもちゃんと教えない正社員もいます。
ただ、これは
- 製造現場の生産状況
- 派遣社員の離職率
- 派遣社員のスキル
などによって派遣社員に対する扱いに偏りがでます。
派遣社員への扱いが雑だったり冷たかったりするケースは
- 常に生産に追われていて忙しい現場
- 派遣社員の入れ替わりが激しい現場
- 派遣社員の業務の習熟が極端に遅い場合
となります。
1つずつ説明していきましょう。
常に生産に追われていて忙しい現場
私が派遣社員として勤務していた時、配属された現場が常に生産に追われていて現場全体がバタバタしていました。
現場のキャパシティ以上の生産計画だったため、正社員は皆ピリピリです。
少しのトラブルにも敏感になっているような状況でした。
正社員が忙しく働いている時は、分からないことを聞こうとしても
不機嫌な顔をされ
面倒くさそうな態度
でしか教えてくれません。
でも、生産が少し落ち着くと普通の態度で丁寧に教えてくれました。
それからは、生産の状況を見ながらわからないことを聞くようにすることに変え、面倒くさそうな態度を取られることはなくなりました。
私も経験がありますが、自分に余裕がない時は人に教えるなんていうのはかなり面倒なことです。
忙しい現場に配属された時はこういったことがよくあるので、状況を見ながら質問することが大切です。
派遣社員の入れ替わりが激しい現場
現場の仕事がハードであったり、スキル不足で業務についていけないといった理由で離職が多い現場があります。
このような現場では正社員からすると
「せっかく教えたのに派遣社員はすぐ辞める」
という派遣社員に対する悪いイメージが定着しています。
これは正社員がちゃんと教えなくなってしまったという原因もあり、悪い流れが続いている現場になっています。
こういった現場の場合、派遣社員はマイナスイメージに見られているので、相当頑張らないと認めてもらえなかったりします。
それでも、悪い人ばかりではないので何でも話せる正社員を見つけて仲良くなった方がいいです。
派遣社員の業務の習熟が極端に遅い場合
規模が大きい製造現場だと派遣社員の数も多くなります。
その中で、なかなか作業を覚えられない派遣社員が出てきます。
- 同じミスを何十回も繰り返す
- 指示通りの作業ができない
- 一般的な習熟スピードに比べてかなり遅い
こういった派遣社員が現場に2~3人いるだけでも
「派遣ってレベル低いな」
とか
「やっぱり派遣は使えないな」
となり
派遣社員への扱いが雑になっていくケースというのもあります。
ただ、こいった派遣社員は
- 退職していく
- そのうち作業を覚えて出来るようになる
- 現場から終了させられる
のでいなくなれば過去の話になって、普通の扱いに戻ります。
製造業(工場)の職場の環境
製造業(工場)の現場の環境ですが、これははっきり言って
工場、部署、班によってそれぞれ違います。
この違いの要因となるのが
- 製品の生産状況
- 派遣先の社風
- 派遣先の現場の上司の人間性
などです。
先にも書きましたが生産に追われている現場はピリピリした傾向があります。これは一時的に忙しくなる場合と慢性的に忙しい場合があります。
慢性的に忙しいとずっと職場の雰囲気が悪いので離職も多くなります。
現場に配属されて、自分と合わないなと思ったら早めに派遣会社の担当者に相談するか、離職した方がいいです。
こういった現場で我慢するとうつ病などの精神疾患になる確率が高くなるので気を付けましょう。
派遣先の社風によって環境に影響している場合もあります。
これは主に企業の社員教育に問題がある場合が多いです。
どういうことかというと、
階層別研修など人を段階的に育てていくという制度がなく、
出来る人は早めに出世して自分のやりたい放題
出来ない人は出来ないまま出来る人の言いなり
とある意味野放し状態のため、仕事が出来て自分勝手な人が優遇されるというおかしな環境となっているのです。
こういった職場というより、そんな正社員の下についた場合いろいろ悪影響を受けることが多くなるので気を付けましょう。
そういった人とはあまり接しないようにするのが一番です。
派遣先の現場の上司の人間性によって、職場環境が良くなったり悪くなったりすることもあります。
これは製造現場に限ったことではなく、いろんな会社で
- 自分勝手な人
- 部下の実績を自分の物にしてしまう人
- 自分のミスを部下に押し付ける人
- ミスなど自分は許されるのに他の人は許さない人
はいます。
このような正社員の下についた場合にもいろいろ悪影響を受けることが多くなるので気を付けましょう。
製造業(工場)で派遣社員に対する扱いがひどい時どうするか
製造現場であまりにも正社員の派遣社員への扱いがひどい場合、次の方法を実行しましょう。
- 現場の所属長などの役職者へ直接相談する
- 派遣会社の担当者に相談する
- 派遣先の内部通報連絡先に連絡する
とにかく現状を変えたいという場合は相談からとなるのですが、現場の役職者に相談できる環境であれば直接相談しても構いません。
現場で相談できる環境がない場合は、派遣会社の担当者に相談しましょう。
私が派遣管理担当の時は時々
- 現場の正社員から派遣を見下すようなことを言われた
- 現場の正社員から威圧的な態度をされた
- 少しのミスでも何十分も説教された
- 自分だけにつらく当たってくる
といった相談を受けていました。
そのような場合、直接現場の上長に相談しても派遣管理担当者に相談しても結果として何かしらの対応をしてくれるのでほぼ解決となります。
最も多い対処法は
- 工程異動
- 班異動
- 部署異動
といった異動での解決です。
相談しても何も変わらない、ちゃんとした対応をしてくれない場合は、派遣先の内部通報へ連絡するのがかなり効果があります。
大手の企業ではほぼこの内部通報制度があります。
メールで送る場合が多いのですが、メッセージを送るとほとんどが本社の役員へ直接送信されます。
そこから人事や総務を経由して現場に降りてくるのですが、現場では
- 現在の状況の報告
- そこに至った経緯の報告
- 改善策の報告
が必要になるので必ず対応してくれます。
ただし、これは最終手段だと思って下さい。
製造業(工場)での派遣社員への扱いはどんな感じなのかのまとめ
製造業(工場)での派遣社員への扱いはどんな感じなのかのまとめです。
私が過去に派遣社員として勤務した時、初めての製造現場で働くのでどんな感じなんだろうと不安に思いました。
「工場ってなんか閉鎖的な雰囲気なのかな」
とか
「働いている人って冷たい人が多いのかな」
という感じで。
実際に現場で働いてみて、それまで経験してきた営業職や販売職の職場とは違って閉鎖的な印象でした。
働いている人も、現場が生産に追われて忙しいのもあって
- 冷たく
- ぶっきらぼう
- 話しかけづらい
という雰囲気で何か雑に扱われている感じでした。
でもしばらく働いていくうちに、結構コミュニケーションを取るのが苦手な人が多く不器用なだけなんだなということが見えてきました。
それからはいろんな人と積極的に繋がりを持つことで、現場で結構信頼されるようになり冷たい態度をされたり、雑に扱われることはありませんでした。
このように、冷静に職場の環境を見ながら誰とどうやってコミュニケーションを取ればいいのかを考えて、それを実行することで自分自身で周りの環境を変えることもできます。
自分が今すぐ知りたい
自分が今すぐ聞きたい
というのを少し我慢して、
「今社員に聞いても大丈夫そうだな」
「今忙しそうだから後にしよう」
といった相手のことを考えた言動をすることで環境は変えられる場合もあります。
ただ、いつまでたっても派遣社員に対しての扱いがひどい正社員もいます。
このような場合、
- 自分に害がないようにあまり接しない
- 害があるなら上長などに相談する
という行動でほとんど解決できます。
「自分はこの先ずっと今の派遣先で働きたい」
と思うけど社員の扱いに悩んだ時は遠慮せずにアクションを起こしましょう。